オールスター2004.11.15

 バサーオールスタークラシックをフルで観戦してきた。
 トーナメントと言うよりはお祭り的要素の多いイベントだけど、参戦するプロ達にとっては年に一度しかない舞台でのガチンコ勝負だから、観ていて面白い。
 とりわけ感動したのが、53PickUpでもお世話になっているWBSの吉田幸二プロの戦いぶりだった。
 初日に50アップ2本を持ち込み、キーパーを揃えられなかったにもかかわらずトップへ。二日目もナイスフィッシュを含む3本をウエインし、クールな職人、小野俊郎プロに優勝はさらわれたものの、堂々の準優勝。
 そして、驚くべきは、2キロ前後のバスが、タフな状況の中で、何本も持ち込まれたことだ。
 霞ヶ浦が甦りつつある証だろうか?
 ゴミ拾いで霞がキレイになったのだろうか? ちょっと冷静になって考えれば、去年からの復調ぶりに心当たりはあるのだが、まあ、それには触れないでおこう。僕は、単純に、吉田さんの釣りに対する祈りが通じたのだと信じたいからだ。
 吉田さんといえば、日本初のバスプロ宣言から始まって、メガバックスへの挑戦、マンガの原作、そしてゴミ拾いを一大イベントにしてしまうなど、バス釣りに関して独自の発想で一歩先を行く存在。僕が、吉田さんのことが気になりだしたのは、河口湖にザリガニを放流したときからだった。当時、釣り場として疲弊していた河口湖を復活させようとしての、手弁当の活動。その発想の鋭さと、熱意に、正直、頭が下がった。
 ここ数年、吉田さんと親しくなり、話をする機会も多くなったのだが、バス釣り最古参の人物であるはずなのに、彼の口からは「昔は良かった」的な話題は発せられない。いつも、吉田さんの目は、釣りの未来を見つめているのだ。この姿勢は見習わなくてはと思う。
 だから、吉田さんの成績は、テクニック偏重の世界に対する皮肉にも思えて、痛快なのだ。
 やんちゃで、愛すべき酔っぱらい、吉田幸二プロの快挙に乾杯! 戦いが終わった後、吉田さんと握手をしたら涙がこぼれた。


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